弁護士なしでも離婚裁判はできる？メリット・デメリットは？

離婚を決意した際に、弁護士を雇うことなく自分で離婚裁判を行いたいと考える人もいます。

弁護士なしでも離婚裁判はできるのでしょうか。

本記事では、弁護士なしで離婚裁判を行うメリットやデメリットについて解説します。

弁護士なしで離婚裁判を行うメリット

弁護士なしで離婚裁判を行うことは可能です。

まずは、弁護士なしで離婚裁判を行うメリットについて確認していきましょう。

費用を節約できる

弁護士費用は決して安いものではありません。

離婚裁判に弁護士を依頼すると着手金や報酬、成功報酬などの費用が必要です。

弁護士を雇わなければ、こうした費用もかからないため、経済的な負担を軽減できます。

特に経済的に余裕がないひとや双方が離婚に合意している場合には、自力で進めることで大幅な節約が期待できます。

弁護士なしで離婚裁判を行うデメリット

次に、弁護士なしで離婚裁判を行うデメリットについて解説します。

裁判の流れを把握することが難しい

裁判の流れは理解が難しい内容も多いです。

特に、裁判を経験したことがない場合、不用意に発言してしまうことで、事実認定が不利に働くことがあります。

そのため、発言は慎重に選ぶことが重要です。

準備書面を作成することが難しい

準備書面の作成は難しいため、弁護士なしで離婚裁判をするデメリットといえます。

一般の方が作成すると感情的になってしまい、論理的に構成されていない内容が完成してしまうことも多いためです。

裁判官に悪い印象を与えてしまい、不利になる可能性も高くなります。

裁判が長期化する恐れがある

当事者間で争いが続く場合、感情的になるなどして争点が明確に整理されないため、裁判が長期化しやすくなります。

不利な結果になる可能性が高い

離婚裁判では、弁護士がいないことで相手方に有利な状況を作られる可能性があります。

特に相手が弁護士をつけている場合には、不利な立場に立たされるリスクもあり、デメリットです。

まとめ

今回は弁護士なしで離婚裁判を行うメリット・デメリットについて解説しました。

相手に弁護士がついている場合、不利な結果になる可能性が高くなります。

また、裁判が始まってから弁護士をつけた場合、これまでの発言や行動が不利に働くことがあります。

そのため、早い段階で弁護士に相談することをおすすめします。